IT業界のエンジニアは、多様な働き方が存在します。今回は、その中でも特に一般的な自社開発・受託開発・客先常駐の3つの働き方について解説しましょう。
自社開発では、企業が自らの製品やサービスの開発を行います。エンジニアは自社のプロジェクトチームに所属し、企画からリリース、メンテナンスまで一連のプロセスに関わることが多いです。自社開発の魅力は、自分が関わった製品が市場に出る過程を間近に感じられること、製品の成功が直接自分の成果として反映されることにあります。
受託開発は、他の企業から依頼を受けてソフトウェアやシステムを開発するものです。クライアントのニーズに合わせて開発するため、様々な業界のプロジェクトに携わる機会があります。多様な技術や知識が身につく一方、クライアントとのコミュニケーション能力も求められるでしょう。
客先常駐は、エンジニアがクライアント企業のオフィスに常駐し、直接プロジェクトに参加する形です。自社のオフィスではなくクライアント先で働くため、クライアントの業務や文化に対する理解を深められます。そのため、クライアントの実情に合わせた提案や開発がスムーズにできますが、自社のチームと連携しながら進める必要がある点に注意しましょう。
エンジニアとしての働き方には、この他にもリモートワークやフリーランスなど様々な選択肢があります。自分のライフスタイルやキャリアの目標に合わせて、最適な働き方を選ぶことが重要です。働き方にはそれぞれの特徴があり、自分のベストを見つけることがエンジニアとして長く楽しく働くための鍵となるでしょう。